あたまのまえあたり

ブログというより備忘録

バンドTシャツを断捨離

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増えすぎたアーティストグッズを思い切って断捨離

ライブを観に行くのが昔からの趣味で、アーティストグッズを購入する機会も多かった。

普段着とは別に、箪笥の引き出しの中で長期にわたり鎮座していたバンドTシャツは78枚。中には20年以上前に買ったものもあり、さすがに増えすぎてこれはいかん、着る機会が限られる半袖Tシャツばかりだしそろそろ減らさないとと考え、長年惰性で持っていたバンドTの断捨離を敢行した。

 

ずっと好きなアーティストのものでデザインが良くて比較的生地が厚めで丈夫なものだけ厳選した。昔のバンドTシャツの方が生地が厚くしっかりしていて劣化も少なく思える。割と最近買ったバンドTシャツの方がペラペラ(良く言えば着やすい)だったり、綿にポリウレタンが混ざっている為か劣化が早い気がする。

バンドTはとりあえず10枚に減らした。今後段階的にもっと減らすつもり。

 

着ていないバンドTは写真を撮って処分

 

寝間着にしかできないようなデザインのものや襟の部分がのびたり生地自体が劣化しているもの、ライブに行かなくなった人のTシャツは1枚1枚ハンガーにかけ、写真に撮って捨てた。そういうものは寝間着にもしないしまず家でも着ない。写真を撮るのはなかなかいい案だった。

現物が手元になくなってもこういうロゴや柄のTシャツを持っていたというのが見返せれば自分的には良かったらしく、それで満足してしまっている。ローカルにアルバムを作って自分だけでそういえばこんなの持ってたな、等と楽しんでいる。

 

アーティストグッズのトートバッグはデザインが良く丈夫な生地で普段も買物バッグにして使えるもの以外は捨てた。マフラータオルは運動時に使えるし枚数も3枚くらいしか持っていないので繊維が劣化してきたらウエスにすればいいからとってある。

しかしアーティストグッズは布モノくらいしか買っていなかったのが処分しやすくて幸いだった。瀬戸物とか、捨てる時分別に困るような雑貨を買い込んでいたらもっと手間だったかもしれない。

 

 

終わりに

 

環境が人をつくるというがそれはその通りだと思う。部屋のあらゆるところに小物が出しっ放しだったりクローゼットに入りきらない程服が雑然としていた頃はいまいち物事にじっくり取り組めず考えがまとまらない事が多かった。

部屋の乱れは心の乱れとはよく言ったものだ。徐々に片づいてきた今の自分の部屋は居心地よく寛げる帰りたい場所になっている。コーヒーでも酒でも飲みながら好きなアーティストのライブDVDやミュージカルのDVDを観るひとときが落ち着く空間となっている。

 

断捨離は物事をあきらめ(執着から離れるという意味合いでのあきらめ。ここでは明らめると書いた方が適切か)、執着心を手放す修行であるのが自分でやってみると頷ける。断捨離を完璧に極めるのは難しい。あまりに欲がなさすぎても何を楽しみに生きているのか向上心がなくなりそうだしそれはそれで良い事ではないと思われるが、そこをいい塩梅に自分でコントロールするのは誰でも可能だろう。

 

バンドTに限らず袖を通さない服を後生大事に取っておけど経年劣化するし、場所も取るのに何となく持っているのが当たり前と凝り固まった執着心から離れないと、自らすすんでモノを死蔵させているのと同じと思う。

そして何よりも自分が40代になって死がそう遠くない現実のものだという認識がさらに高まったせいか、自分が急死してしまった場合に家族や身内に大量のガラクタを片付けさせるような恥ずかしい人間にはなりたくないという強い思いがある。故人が大量のどうでもいいガラクタを置いてこの世を去ったら遺された身内が業者に料金を支払って処分しなければならないのだから。

 

バンドTの断捨離から、普段の買物についても捨てる時の事まで熟考して買うようになったのはひとつの収穫だった。