あたまのまえあたり

ブログというより備忘録

ZAZEN BOYS MATSURI SESSION ワンマンライブ@恵比寿Liquid Room 7/23

             このフライヤーの画像、ライブ感溢れてて凄い好み。

 

2015年7月23日

恵比寿リキッドルームでのZAZEN BOYSワンマン、楽しんできたので少し感想を書いておこう。

ZAZENワンマンはこの日が初めて。開演にはギリで間に合い、頭から聴けた。
開演前の会場にはThe PoliceやらPhillip Cohran and the Artistic Heritage Ensembleなんかが流れていてゴキゲンだった。選曲が自分の聴いてきたものと結構近くていいなと開演前からちょっと楽しかった。

念願のZAZEN BOYS、ライブで長時間じっくり聴いたら非常に良かった。
このバンド、随所でグダらずシャープにキメるブレイクがカッコ良すぎて惚れるわ。鋭い音の手刀が次々飛んでくるような感覚に陥っていた。演奏キレッキレ。リズム隊が優秀なのは勿論の事、向井さんの演奏するシンセの浮遊感ある音やカシオメンのざわざわと不安感を煽るようなギターの音も面白くてイイ味出してるなあ。

来ているファンの年齢層は、見たところ30代後半~40代の男性が多めなのかな。その場に居合わせた者達を、自分らの出す音で虜にしてしまう世界をつくる向井秀徳みたいな音楽家も貴重な存在だな。

とりあえず自分でまだ持っていないCDに入っている曲はApple Musicで予習しておいたけれど、後からちゃんとCDを買うし徐々に買い揃えていく事にする。

泥沼に半身浸かってポテトサラダ食いつつ本能寺でずっとずっと待ってる泥沼の一連の流れには個人的に凄く興奮した。生で6本の狂ったハガネの振動や感覚的にNG、COLD BEAT、Water front、TANUKI、自問自答を聴けたのもうれしかった。サイボーグのオバケとか、パンツ一丁でパンツパンツとか言ってて歌詞が変態的なのにあんな恰好良い音出すってどういうこと!

客がダブルアンコールを求める拍手をしている時に一郎さんが一人ステージに出てきて「今日はこれで終わりです、本日はご来場ありがとうございました!」と挨拶に出てきたのには、随分律儀な事をするんだなと少し驚きだった。他のバンドではそんなの見たことなかったから余計に。こういうまさに精神性が日本人な感じ、嫌いじゃないです。

ザゼンの持つ音楽の世界観を壊さないようにする為かどうかはわかりませんが、特にMCをすることもなく淡々と、でもアクトは熱い感じで進行するのも新鮮だった。ザゼンはいつもこんな感じなんですかね。


私がザゼンボーイズのライブを一度ちゃんと観たいと思ったきっかけは元はと云えば一郎さんソロのあぱんだを聴いてそこからだったので、自分の中でますます一郎さんの株が上がった。あぱんだ、凄く良い作品ですよね。
ビルボードライブでの向井さんのアコエレと一郎さんソロをやる日は他の予定がカブっていて行けないのが凄く残念……。是非ともまた機会を作って一郎ソロライブをやってほしい。


向井さんの「繰り返される 諸行は無常~。」が頭の中に焼き付いて離れません。万物流転。
ザゼンボーイズ、今後も長く聴いていくと思う。

                 この前1を買ったので会場では2を購入。